新卒でオペ看から始まった、私のちょっと特殊な看護師人生

私が看護師として働き始めた頃の話です。

今、泣きながら出勤してる新人さんがいたら、是非届けたい思いが満載です。

看護師として働き始めて、今年で8年目。

今は病棟で働いてるけど、私のスタートはちょっと特殊でした。

新卒で配属されたのは、手術室。

いわゆる「オペ看」です。

オペ室って、何もかもが未知の世界だった。

同期もみんな、わからないことだらけ。

同じ条件の中、よーいドンでスタートしたはずなのに、私は明らかに置いていかれてて……。

要領が悪いのか、覚えが遅いのか、自分だけが空回りしてる気がして毎日が劣等感のかたまり。

先輩に言われた「なんでできないの?」って言葉は今でも忘れられません。

責められてるようで、否定されてるようで、何も言い返せなかった。

オペ中に悔しくて涙が止まらなくなったこともあります。

でも、清潔なガウンを着てると、涙って拭けないんです。

そのまま流れっぱなしで、黙って器械を渡し続けていました。(地獄か?って思った)

オンコールの日は「休み」なんて言えなかった。

手術室勤務って、オンコール(呼び出し当番)があるんです。

「今日は休み!」って言いたいけど、携帯が鳴れば30分以内に病院に行かなきゃいけない。

寝てても、外出してても、心のどこかでずっと緊張してる。

「鳴るかも」「手術あるかも」「今からお風呂入って大丈夫かな」「電話気づけるかな」って。

結局、心も体も全然休まらない。

一時期は仕事のことで頭がいっぱいで、夢の中でも仕事してるときがありました。(その分の時給くれ〜笑)

遅出の日は、手術が長引けば帰るのが深夜になることも。

そんな日の翌日が朝一オペ担当なんてこともザラで、深夜に帰って次の日のオペの勉強してほとんど寝ずにまた出勤なんてこともありました。

こんなに働いて、頑張ってるのに。

「向いてないのかな」って、あの頃は何度も自分を責めてました。

誰かに「もう充分がんばってるよ」って言ってほしかった。

たまに泣いてる私を見かねて声を掛けてくれる先輩や同期もいたけど、

あの頃は全員が敵に見えて誰にも心を開くことができなかった。

「できない自分」を知られるのが怖かった。

正直、オペ室勤務の2年間は、

自分の人生の中で一番苦しかった時間だったと思います。

でも今振り返ると、

あのとき鍛えられた「先を読む力」や「冷静に動く力」「精神力」は、今の私の支えになってます。

とはいえ、心はボロボロでした。

このままじゃ無理だなって思って、私は転職を決めました。

次回予告📢

次回は、「病棟勤務への転職」について書こうと思います📝

オペ看から病棟に移ることで変わったこと、また悩んだこと——

よかったらまた読みに来てくださいね☺️

※このブログは、「看護師を辞めたい」と思ったことがある私が、現実と本音を少しずつ書きながら、自分の働き方を模索する記録です。

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